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murawaki26d ago
『現代社会を生きるための AI×哲学』 https://amzn.to/3MrUrM9 著者のご恵贈にあずかった。講義の教科書にするという話。AI の本を書くということは一瞬で陳腐化するリスクと向き合うこと。比較的長持ちしそうな基礎を抑えている印象。 技術、哲学、社会の3パートから構成されている。倫理に関する問題については特に得るものがない。哲学パートではほぼスルーされて、社会パートで当たり障りのない感じで言及されているだけなので。 社会パートは全般的に世の中で言われていることをふわっとまとめました感が強いのだけど、その結果、世の中に広く流通している (私が見るに) 誤ったフレーミングを踏襲してしまっている。 AI doomer に必ずしも与していないにもかかわらず、AI doomer 的な人間 vs AI という構図にハマっている。例えば 316 ページで Cambridge Analytica 事件に触れている箇所に「分極化を煽る AI」というタイトルを付けるのは、ミスリーディングもいいところ。 過去も現在も、人間にとっての脅威は人間。社会が文字通りの意味で人間中心社会であり続けるなら、未来においても人間にとっての脅威は人間であるはず。AI の暴走を心配する前に、人間が AI を武器にして暴走することを心配すべき。 したがって、技術的な課題の焦点も、AIをどう制御するか以前に、人間同士の対立をどう制御するかに置かれるべき。脅威の焦点を AI にすり替えることで、この領域がすっぽり抜け落ちてしまっている。
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